2020年3月18日(水)の午後から早速生徒さんに受講して頂いている“オンライン・レッスン”
いざレッスンをしてみると、僕の予想と違うことが起きました!
今回は、オンライン・レッスンで僕が懸念していたことや、実際にレッスンした時の生徒さんたちの反応などを、【オンライン・レッスン体験談】としてまとめてみました🐇
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「オンライン・レッスンなんて意味あるん?」
そんな疑問がほとんどだと思います。
形の残らない、音だけのクラシック音楽において、“生音”は切っても切り離せないもの。
「マイクを通した音じゃレッスンにならないのではないか」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、このことに関しては僕はあまり心配していませんでした。それは、
生徒さんの身体、肩や腕・手の使い方を見れば
「あ、今こういう音を鳴らしているな!」
と分かるからです。
“音”以外からでも得られる情報があり、実は教えられることは沢山あります。
僕が懸念していたことは、
・先生がそばにいないと、生徒の集中力が保たれないのではないか
・生徒とのコミュニケーションが(画面を通すことで)うまくいかないのではないか
ということです。
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〈先生がそばにいないと、生徒の集中力が保たれないのではないか〉
男の子の生徒さんは好奇心旺盛!
普段のレッスンでも弾くまでに時間がかかったり、学校で全力で過ごした為にレッスン時には疲れてしまったり、と集中が持たないことがあります。
オンラインだとひょっとしてレッスンにならないのでは・・!と心配していました。
が、いざレッスンが始まると
画面から目を離さず、じっと僕のお手本演奏を見ていました
カメラアングルを間違えた時には「見えない〜!」と、いつもより集中して僕の手を見ていることに気がつきました!
普段からスマホやタブレットに触れる機会がある若い世代は、“画面を見ること”に慣れているので、レッスンに集中しやすかったんです。
。o(パカパカのケータイで、友人からのメールを送受信ボタンでいつもチェックしていた僕の世代とは全然ちゃいますね・・ボソボソ)
普段お教室でのレッスンは40分頑張っている生徒。オンライン・レッスンだと20分で一度様子を見てから、その後も続けるか決めようと思っていたのですが・・
これまで弾けるようになったところだけでなく、新しいパートの両手練習で弾けないところをあきらめずに何度も挑戦し、気づけば40分レッスンに集中してくれました♩
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〈生徒とのコミュニケーションが(画面を通すことで)うまくいかないのではないか〉
お教室のオンライン・レッスンでは“Zoom”という会議用ツールを使用しております。
*詳しくはブログ「オンライン・レッスン開始!」から
生徒さんは登録もいらず、映像も比較的きれいですが・・
ビデオ通話ならではの
若干のタイムラグがあります!
そのことで生徒とのコミュニケーションにも時間差が生じ、そのことで だれてしまわないかと心配していました。
ですが、この問題を逆手にとることができたんです!
ビデオ通話だと同時に話すことが出来ないため、レッスンの始めに
「先生が話すときは〇〇ちゃんはシーっ、〇〇ちゃんが話すときは先生がシーっするね」
こう話したところ、
片方ずつじゃないと話せないルールが自然と生まれ
先生の話を聴くときは静かに聴くようになりました!
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と、僕が懸念していた2つの問題、実はお互いに相乗効果となって
普段のレッスンよりもいい瞬間がたくさん生まれることがありました!
それでも、
・音声のタイムラグにより一緒に弾いたり歌ったりができないこと
・生徒さんのおうちのカメラ(先生にとっての目線)が固定されてしまうこと
と、出来ないこともありました。
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オンライン・レッスンは良くも悪くもそういった環境の中で
生徒の表情を察知すること、生徒に投げかける言葉やタイミングに最新の注意を払うため、
レッスンを終えるといつもより消耗が激しいです。笑
ですが、この外出禁止令で子供の遊び場が制限され、家で不安やストレスが多い中、「(子供が)音楽をやっていて良かった」と離される親御さんが多く、ぜひオンライン・レッスンを受講したいとご連絡を頂きました。
少しでも生徒たちの笑顔にできるような瞬間をレッスンを通じてつくってあげること
が今の僕にできることだなと、オンライン・レッスンを通してより思いました。
この期間中、オンライン・レッスンに少しでも興味を持たれたらいつでもご連絡ください!
導入の生徒さんは15分からでもレッスン致します♫
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詳しくはこちら
お教室ブログ「オンライン・レッスン開始!」
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